タイトル | 衝突困難ハッシュ関数族に関する研究 |
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著者 | 渋谷知成 |
年度 | 2003 |
形式 | 修士論文 |
分野 | 情報セキュリティ |
掲載雑誌名 | 早稲田大学修士論文 |
掲載号・ページ | |
掲載年 | 2003 |
掲載月 | |
アブスト (日本語) |
暗号やその応用分野において,ハッシュ関数は非常に大きな役割を持つ.特に,安全性について示すためには,一方向性や衝突困難性を持ったハッシュ関数が用いられる.まず,一方向性ハッシュ関数を用いることにより,適応的選択暗号文攻撃に対しても安全な暗号および署名方式が構成可能であることが示されている.また,暗号プロトコルでは,その安全性の証明に衝突困難ハッシュ関数の存在が仮定されることが多い. 従来,一方向性ハッシュ関数については,その合成関数も一方向性ハッシュ関数となることが示されている[3].しかし,合成関数以外の組み合わせについては考えられていない.また,衝突困難ハッシュ関数については,その組み合わせの安全性がまったく考えられていない. 一方,アキュムレータ[2],[4] を用いた認証方式が提案されている.アキュムレータは,衝突困難性を持つ関数により構成される.応用として,電子現金プロトコルも提案されている.アキュムレータは,衝突困難ハッシュ関数の木構造の組み合わせで表すことができるが,その安全性が明示されていないものもある. そこで,本稿においては,衝突困難ハッシュ関数を木構造に組み合わせた場合の安全性を示す.さらに,安全性の証明が可能であるアキュムレータの一構成法を示す. |
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