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研究業績詳細

タイトル ID情報に基づくランプ型分散鍵配送方式につい て
著者 吉田隆弘 、松嶋敏泰 、平澤茂一
年度 2004
形式 国内学会
分野 情報セキュリティ
掲載雑誌名 第27回情報理論とその応用シンポジウム予稿集
掲載号・ページ vol.1, pp.327-360
掲載年 2004
掲載月 12
アブスト
(日本語)
学会名:第27回情報理論とその応用シンポジウム(SITA2004)
日程:2004年12月14日~2004年12月17日
場所:岐阜県

1977年に作成された米国標準暗号で,現在にいたるまでも,米国のみならず世界中 で非常に広範に使われているDES(Data Encryption Standard)は代表的な秘密鍵暗号 である.この秘密鍵暗号では以下に送信者と受信者で秘密の鍵を配送するかが大きな 問題で,これまでにも様々な解決策が提案されている.本研究では,情報量的に安全 なランプ型分散鍵配送方式について考える.この方式はn人のユーザーとm個の鍵配送 センターからなるコンピュータネットワークにおいて,任意のk人のユーザーと,d-1 個以下の鍵配送センターが結託しても,そのユーザーが属していないグループの秘密 鍵の情報は全く得られず,任意のk+l人(1≦l≦c)のユーザーと,d-1個以下の鍵配送 センターが結託すると,lが大きくなるにつれて,その情報が段階的に得られるという 方式である.本研究では,このようなオフラインのランプ型分散鍵配送方式のモデル を情報理論に基づいて定義し,そのモデルのもとで各ユーザーが秘密鍵を生成するた めに保持すべき情報の量(記憶容量)の下界を導出し,その下界を達成するランプ型 分散鍵配送方式の実現法(プロトコル)の提案と,その性能解析を行った.
アブスト
(英語)
A key distribution scheme is a method to distribute off-line initial private pieces of information among a set of users, such that each group of a given size can compute a common key for secure conference. In this paper, we consider a ramp model for key distribution scheme. In the ramp model, the required resources can be reduced at the cost of a secerity degradation which depends on the size of users. We define a ramp model for key distribution scheme, show lower bounds on the size of the piece of a user's information and design a ramp model for key distribution scheme.
備考
(日本語)
1
備考
(英語)
1
論文原稿
発表資料