タイトル | 歪み制約を考慮に入れた電子透かし構成法に関する研究 |
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著者 | 柴田大介 |
年度 | 2005 |
形式 | 卒業論文 |
分野 | 通信路符号化 |
掲載雑誌名 | 早稲田大学卒業論文 |
掲載号・ページ | |
掲載年 | 2005 |
掲載月 | |
アブスト (日本語) |
近年,ディジタルコンテンツの著作権侵害の問題が生じており,著作権を保護する技術が開発されている.その中の1 つとして注目されているのが電子透かしは,コンテンツに知覚できない形で著作権情報を埋込むことにより,著作権を保護する技術である.電子透かしの要件として,1) 透かし埋込みによるコンテンツの劣化は出来るだけ防ぐ,2) 透かしを消去しようとする圧縮や信号処理などの攻撃に対して耐性をもつ,の2つがある.1) を満たしながら,2) の攻撃への耐性を強めることが電子透かしの1 つの問題となる.従来,電子透かしの分野で誤り訂正符号を用いた透かしの構成法の研究が行われている.著作権情報の消去を目的とした攻撃が透かしに加えられる際に生じる誤りを訂正するために,著作権情報に冗長を組織的に付加し攻撃への耐性を強めるというものである.従来の研究では,透かしの構成は一般的な誤り訂正符号の構成問題として取り組まれ,電子透かしの要件1) は埋込での調整で達成されており,透かしの構成において考慮に入れることは検討されていない.本研究では,電子透かしの要件1) を符号語の重みへの制約として考慮に入れた透かしの構成法を定式化する.その下で重み一定符号を用いた透かしの構成法を示し,そのときの符号語数の下界を示す. |
アブスト (英語) |
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備考 (日本語) |
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備考 (英語) |
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論文原稿 | |
発表資料 |