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研究業績詳細

タイトル ストリーム暗号に対する畳み込み符号を用いた相関攻撃に関する一考察
著者 松村龍一
年度 2005
形式 卒業論文
分野 情報セキュリティ
掲載雑誌名 早稲田大学卒業論文
掲載号・ページ
掲載年 2005
掲載月
アブスト
(日本語)
暗号はデータ通信を行う際のデータの守秘等に利用されており,現代のコンピュータ社会においては欠かせない技術である.この暗号の安全性を考える上で,暗号に対する攻撃の研究が多くなされている.本研究で取り扱うストリーム暗号は,共通鍵暗号方式の一つである.この暗号は利用者を識別する鍵と呼ばれるデータ系列を,擬似乱数生成器に入力として与えて,鍵系列と呼ばれる擬似乱数系列を生成する.これと平文系列の排他的論理和を暗号文系列とする方式である.ストリーム暗号に対する攻撃は,暗号文系列から鍵を推定する問題となる.擬似乱数生成器の一つである非線形コンバイナ型乱数生成器に対する攻撃として相関攻撃がある[1].非線形コンバイナ型乱数生成器は,複数の線形シフトレジスタと非線形関数の組み合わせにより構成される.相関攻撃は,この非線形関数を確率モデルとして仮定することにより,これを確率的に雑音の発生する通信路とみなした誤り訂正符号の復号問題として捉える攻撃方式である.非線形関数の入出力間の相関が小さい場合,相関攻撃による解読成功率は悪くなる.[2] では誤り訂正符号として畳み込み符号を用いることで,従来よりも相関が小さい場合に対しても解読成功率の高い攻撃法を提案した.この攻撃法では一つの線型シフトレジスタが攻撃対象となっている.また[3] では,ある線形シフトレジスタへの攻撃に,他の線形シフトレジスタを攻撃した時に出力される事後確率の値を用いることによって,解読成功率を向上させた.本研究では,[2] の攻撃法において[3] と同様の手法を用いることによって,解読成功率を向上させる.またシミュレーションを行って,提案法の攻撃性能を評価する.
アブスト
(英語)
備考
(日本語)
本論(研究室内のみアクセス可能)
発表資料(研究室内のみアクセス可能)
備考
(英語)
論文原稿
発表資料